世界・オン・ザ・風船
『マン・オン・ザ・ワイヤー』成功するとわかっていても達成したときの高揚感はしっかり伝わってきた。当事者達のインタビューと再現フィルムと記録フィルム(練習風景よく撮ってたな・・・)編集の妙。あり得ない光景を見てしまった後の警官の表情が起こったことのインパクトを物語っていたかも。/『風船』(1965) 原作:大佛次郎(「鞍馬天狗」)脚色は川島雄三x今村昌平。久美子(新珠三千代)の透明感半端ない。ミキ子(北原三枝)のガールっぷりにいちいち吹き出し、珠子(芦川いづみ)の絵に戦慄する・・・。ラストが異様な盛り上がり音楽なおかげでほとんど親子愛をこえたものすら想起してしまうのは勘違いだろう。その後、今村映画が受け継ぐ重喜劇の片鱗を垣間見た。関係ないんだろうけど、森雅之扮する父親の役名が“村上春樹”なのも含めていとおかし。/『君と僕の虹色の世界』(2005) ミランダ・ジュライ。アート作家らしく、フィッシュリ&ヴァイスの作品をパロッたりギャラリーオーナーへのいたずらな目線が楽しかったりする。日常の視点をずらすという通底した手法。